性器だけの病気じゃない!?カンジダが引き起こす他の病気

カンジダから他の病気になる?

カンジダから他の病気になる?

カンジダが引き起こす病気は性病以外にも非常にたくさんあります。

主な病原菌はカンジダアルビカンスという種類のカビですがほかにも種類はたくさんあり、感染を引きおこした菌種により治療のしやすさや症状、あるいは感染した場所などが少し変わります。

まずは子供、特に生後間もない赤ちゃんにはよく見られる感染症です。最も多くみられるのが鵞口瘡といって口の粘膜にカンジダが感染してしまった状態です。

見た目には口の中のほほの粘膜や舌に白い苔のようなものが付着している状態です。

赤ちゃん本人はあまり自覚症状がなく、生後の健康診断などで発見されたり、注意深いままなどが見ているとミルクをあげようとして、お口の中を見たら白いものが付着していることで気づかれることがほとんどです。

原因としては特に哺乳瓶の消毒があまりうまくできていない時などに起こりやすいとされていますが、空中に一般的にいるカビ菌なので決して消毒が不十分なことだけが理由となるわけではありません。

治療はカビの効果のある抗生物質の軟膏やシロップ製剤などを使用して治療します。さらに、赤ちゃんにはカンジダの皮膚感染もよく見られます。特に多いのがお尻の周りなどおむつに隠れている部分です。

ウンチをしたまま気づかないで放置すると皮膚が荒れてしまい、また蒸れやすい場所でカビは増殖しやすい環境なので、その部分に発生しやすいのです。これも、適切な外用薬を用いれば比較的早く治すことが出きます。

さらに、大人でも重要な場合があります。それが免疫力の低下した人です。典型的な例でいえば白血病の治療中などは非常に注意が必要な感染症です。通常の免疫力があれば重篤な感染症となることはまずありません。

しかし、免疫力が著しく低下した患者にとっては空気中に浮遊している病原体であればあるほど感染のリスクが高く、さらに体に病原体が侵入してきたときの、病原体を排除する力が弱い分、体全体に感染が広がってしまう可能性が高く命に関わることも少なくありません。

治療は適切な抗生物質の投与ですが、抗生物質だけで感染症の病気を治すことは非常に難しいことです。

あくまでも自分の免疫力がしっかりとしていて、その免疫力により病原体を排除するための手助けをするのが抗生物質の役割です。

また、カンジダに対する抗生物質は腎臓をはじめとした内臓に機能に負担をかけることもあるため、このような患者に感染してしまうと治療は非常に難しいものになります。